■ ドラしぶ世界と三大宗教の成り立ちの話 ■

 

遠い、遠い昔の事。昔よりもずっと昔の事です。
まず初めに、「無」がありました。
何かの拍子に「無」に強い力が働き、崩れ、分かれ、そして「混沌」が生まれました。
「混沌」は渦を巻き、ぶつかり合い、混ざり合い、分離し、成形と破壊が繰り返されました。
そして、気の遠くなる時の中で「混沌」は二つに分かれていきました。
そしてその二つは性質が真逆の存在でした。
一つは「正」の存在であり、その力は「空間」を生みました。生まれた空間では世界を具現化し、
空と海が出来ました。
もう一つは「負」の存在であり、それは純粋に力として存在しました。
それからどれくらい経ったかは分かりませんが、二つの存在が再び出会い、ぶつかりました。
そこに強い力が発生し、正の世界は大荒れになり、壊れかけてしまいます。
その時、この二つの存在、力が再び渦を巻き、互いに様子を伺うようにしながら、肉体を現出させました。
純粋に力であった存在が肉を持った生物として現出することで、意思も生まれることとなりました。
しかしその二つはそれを嫌い、お互いを憎み合う結果となり、長い間、「正」の世界の中で争う事となります。
いつしか世界は変わり果て、海の底が持ち上がり、逆に沈降し、起伏が生まれ、陸が生まれる事となりました。
それでも二つの争いは収まる事はなく、果てしなく続くかに思われました。
その間、互いの力を受け続けた世界は変化を続け、いつの頃か、生物が生まれていました。
そして、争いに一つの動きがありました。「正」の存在が三つに分かれたのです。
同じ存在から分かれた三つは、それぞれの力を使い、ついに「負」の存在を屈しさせました。
そして、「邪」として世界の中央にあった小島に封印したのです。
そしてそのまま三つの存在は、その小島の周りにあった三大陸にそれぞれ降り立つ事となりました。
これが三神竜の始まりであり、三大宗教の元となるのでした。

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企画主が逃亡した今、私のできる仕事として以前企画主から相談されたことをもとに、
世界観の未公開設定をまとめることがあります。ですので簡単にですがまとめてみました。
一応こういう世界の成り立ちである、と世界観の資料になればいいと思います。
『ドラしぶ世界』の住人たちは、こういうかんじで世界が出来たのだという認識でいるようです。
一応公式設定ではありますが、これは『素材』だと思ってください。
参加者は交流・考察にこれをアレンジしたりお好きに楽しまれたらいいと思います。
これ以外の成り立ちを唱えたり、このウラを考えても大いに良いと思います。

続いて 種族設定  世界観について も記載します。             著:にじぽいう

 


 

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